歯を抜いたり削ったりするのに麻酔はつきもの。しかし、そもそも「その麻酔が痛くて怖い…」というイメージがありませんか?実はそうした「麻酔のときの痛み」を少なくするために、歯科では様々な工夫をしています。
■工夫01:表面麻酔で感覚を麻痺させる!
「治療の痛みを避けるための麻酔でも、針が歯ぐきに入る瞬間はやっぱり痛そう…」と思われる方も多いですよね。この不安を解消するために、注射をうつ部分に表面麻酔を塗って表面の感覚を麻痺させています。感覚の鈍くなった場所から針を入れるので、痛みが軽減されるというわけですね。
■工夫02:液の注入はゆっくりと
麻酔液を注入するときにも、実は痛みを軽減させるテクニックがあります。それはゆっくりと一定のスピードで麻酔液を注入すること。こうすることで、麻酔液が歯ぐきに入るときの圧力が少なくなり、痛みを感じにくくなります。さらに、麻酔が効いているところから少しずつ針を進めて麻酔液を注入することで、痛みを軽減できるようにもしています。
■工夫03:細い針も痛みを軽減するための工夫!
麻酔に使う道具にも一工夫があります。麻酔の際に使う針は、0.2~0.5mm程度のとても細い注射針を使用。他にも、麻酔液は温度を人肌に温めて使い、注入時の刺激が小さくなるようにして痛みを軽減できるようにしています。
患者さまの痛みを少しでもやわらげられるように技術や知識の向上に努めていますので、不安なことがあればいつでもご相談くださいね。