「歯みがき」といえば、子どもの頃から続けている毎日の習慣。しかし!そんな身近な習慣なのに、実はあまり知られていない事実が…。
今回は、そんな歯磨きにまつわる誤解の多い知識を紹介します。
力いっぱい磨いてはダメ!
歯ブラシを力いっぱい歯に当ててしまうと、毛先が広がってしまいプラーク(歯垢)がしっかり落とせません。
下の写真のようにペンに当ててみて、歯ブラシが突き抜けないぐらいのギリギリの力加減が正解です。
また、磨くときは広い範囲に大きく動かすのではなく、狭い範囲を小刻みに動かしたほうが細かいところまでプラークを落とせます。
■歯みがき粉の泡はただの飾り?
実は、歯みがきのさいに出る泡(発泡剤)自体に洗浄効果はありません。泡が出ることで「磨けている感じ」はしますが、泡が多くて早くすすぎたくなってしまったり、歯が見えにくくなるなどのデメリットがあるため、かえってプラークを落としづらくなる可能性が高くなります。歯みがき粉を選ぶさいは、低発泡のものにしましょう。
■歯ブラシだけでは4割も磨き残す?!
歯ブラシでどんなに丁寧に磨いても、歯と歯の隙間のプラークをしっかり落とすことはできません。実は「歯ブラシだけでは4割も磨き残す」と言われており、それを補うためにはフロスや歯間ブラシが必要です。
■毛先が開いてからじゃ遅い!
歯ブラシの交換を判断するのは「毛先の広がり」だけではありません。
毎日の使用により、歯ブラシには「細菌」がどんどん付着・増殖していきます。また、見た目には問題がなさそうでも、毛の「コシ」がなくなることでプラークを落としにくくなります。目安としては毛先が広がっていなくても、1ヶ月で交換。もし1ヶ月未満でも、毛先が広がってしまうようなら、ためらわず交換しましょう。