今年は例年より早く寒さがやってきましたね。
日本列島を縦断する山々の向こう側では雪が降り、こちら側では青空の下乾いた北風が吹いて、久しぶりに教科書通りの「日本の冬の気候」を感じます。
さて私事ですが、先日、ジュビロ磐田メモリアルマラソンの3キロファミリーの部に、小3の娘と組でマラソン初参加してきました。
何か運動を始めたいと思っていた私は、目標があれば動機づけになると思い、軽い気持ちでエントリ―したのが7月。本番まで4か月あったので、計画すれば何とかなるだろうと、シューズを買うところからのスタートでした。日々仕事がありますので、慣れないことをして仕事ができなくなっては本末転倒。休みの日を使って故障しないように、身体づくりから始めて走る練習へと本当にちょこっとずつの前進でした。9月まではある程度順調に進んでいましたが、10月は雨続きで1度も走らずに11月本番を迎えてしまいました。9月までの練習では、走りとは言い難いスピードで制限時間の30分ギリギリ。タイムを縮めるまでに至っていませんでした。
もはや開き直りで臨んだ本番。スターターはジュビロに移籍したばかりの中村俊輔選手、「キャー」子供と一緒に手を振り興奮しながらスタート。スタートの直後は通称「心臓破りの坂」、初めての坂、上りきって、すでに重たくなった脚で平らな道をひたすら走る。途中に給水所、かき氷サービス、選手のハイタッチポイント等、お楽しみポイントがあっても、そこへ寄せていく余裕がない。2キロ地点あたりからすごくきつくて、「もう無理、走れない…」と横で弱音を吐く娘に、私も息が苦しくて返事ができない。「あと600メートルだから頑張れー!!」「あともうちょい!がんばれー!」沿道の応援団の声が本当にありがたかった。励まされ、ようやくゴールが見えてきたとき、ゴール前でジュビロの選手たちが手を差し出して待っていました。不思議と力が湧いてきて、選手とタッチ、ゴールできました。完走。タイムは19分47秒 練習の時より10分短縮。応援の力ってすごい!!と思いました。十分とはいかなかった事前準備も、ちゃんと実になっていたと、少し自信がつきました。「来年もまた出よう」と、娘が言っています。
今は楽しかった思いだけが残って、二人とも来年に向けて頑張ろうかって気になっています。フフ…
皆さまも、何か新しいことに挑戦してみませんか。きっとなにか、得るものがありますよ。