歯は平均寿命60年!
歯は一生使えるものではありません。調査によればその平均寿命はおよそ60年。日本人の平均寿命が約84歳ですから、多くの方が亡くなるまでに何本かの歯を失うことになります。ではどの年齢でどのくらいの本数を失っていくのでしょうか?
40代で初体験
若い頃は歯が抜けるなんて想像もしなかった人達も、40代になると「歯を失う」という初めての経験をし、平均で1.5本失います。さらに50代では2.5本程度の歯を失うため、ここまででおよそ4本の歯を失うことになります。
60代から加速
年齢に加えて、しっかりケアをしていかないと、ますます歯を失うことに。そのスピードは徐々に早まり、60代では約3本、70代ではなんと5.5本以上失います。さて、ここまでの合計は何本でしょうか?ざっと計算すると
40代1.5本 + 50代2.5本 + 60代3.0本 +70代 5.5本 = 12.5本
歯は親知らずを除き、全部で28本しかありません。つまり80歳を迎えるまでに半分近くの歯を失うことになるのです。
歯を失う原因は?
50代までに歯を失う理由として、最も多いのはむし歯です。むし歯の治療回数が増えれば増えるほど、歯は削られて小さくなってしまうため失われる可能性が高くなり、実に半数以上の人が大切な歯を失っています。
その他に噛み合わせやケガなどで歯が抜けてしまうことも。ケガはやむを得ないとしても、歯周病、むし歯、噛み合わせなどは確実に予防ができます。
どうすれば守れる?
普段からむし歯にならないようにするためには、歯科での定期検診や矯正治療、ケアの指導といった予防歯科が大切です。厚生労働省では“80歳になっても20本以上自分の歯を保とう”という「8020(ハチマルニイマル)運動」を推奨しており、これはきちんとケアをしていけば80歳になっても自分の歯を多く残せるということです。
定期検診や予防歯科というと少しハードルが高いと感じる方も多いかもしれませんが、通院回数や治療内容は人によって異なります。頻繁に通うべき人もいれば、3ヶ月に1回の人も、半年に1回の人もいます。自宅でできる範囲のケアで十分な人もいれば、歯科医院の処置でしか改善できない人もいます。
大切なのは、自分の口や歯がどういう状態であるかをきちんと理解し、無理のない範囲で通うこと。むし歯になりやすい環境だったり、歯並びが良くないといった口や歯の状態は検査をすればわかります。検査結果をふまえて受けるべき治療を検討し、納得したうえで継続していきましょう。
マリモ歯科・矯正での予防とメインテナンス
実際に当院では、初診からメインテナンスへ移行される患者さまが6割以上で、一般的な日本人の抜歯本数平均値と比べても、メインテナンスを継続することで抜歯を回避することができています。
詳しいメインテナンスについては、こちらのページをご覧ください。
一生健康で楽しい食生活、豊かな人生を送るためにも、ぜひ予防歯科を行いましょう!
お口のお悩みがある方、歯科矯正に興味のある方、どんなことでも構いませんので、お気軽にLINEトークでご相談ください。
歯科定期検診は健康な今こそスタート
半年に1度は歯科検診が必要といわれていますが、気になっていてもなかなか受診できない、という方も多いのではないでしょうか。勇気を出して一度ご来院ください。