お正月といえば、お餅!しかし同時に、お餅を喉に詰まらせるという事故が増えるのもまたこの時期。元旦と2日だけでも、全国で100名以上が救急車で搬送されるそうです。最悪の場合には死に至る怖い事故。そこで、「食べ物が喉に詰まってしまった場合の対処法」をご紹介します。(参考資料:消防庁「口頭指導に関する実施基準(気道異物除去法)」)
手順1 息ができているか確認
声が出せるか本人に確認し、出ないようであれば、窒息の可能性があるので救急車を呼びましょう。「すぐに詰まったものが取れるかもしれないのに」と思われるかもしれませんが、実際に窒息してしまった場合は死に至ります。もし詰まりが取れたら再度連絡してストップしてもらえばいいだけの話ですので、躊躇せずに連絡を。
手順2 咳をさせる!それがダメなら背中を叩く
詰まったものを取るのに最も効果的なのが、咳をすることです。また、声が出せなくなったら知らせるように伝えてください。その場合はすぐに救急車をましょう。咳をしても出てこない場合、背中にある左右の肩甲骨(けんこうこつ)の間を強く5回ずつ叩いてみましょう。
もし反応がなくなったら
窒息の状態が続くと意識がなくなります。かなり危険な状態ですので、救急車を呼ぶのはもちろん、その際の電話で心肺蘇生の指示がされますので、おちついて指示通りに対処しましょう。
突然目の前に起こった出来事にあわててしまうことは多いものですが、この記事を思い出して下さい。
思い出せない場合は、まず119番に連絡して対処法を聞きましょう。