えっ?口が開かなくなる・・・!?
口に関連する病気にもいろいろなものがありますが、「口が開かない」、「痛くて食べ物が噛めない」など、
毎日の食生活が苦痛になってしまう恐ろしい病気があります。
それが、むし歯・歯周病とならぶお口の三大疾患といわれる「顎関節症(がくかんせつしょう)」です。
二人に一人は顎関節症!?
顎関節症は、あごの関節やその周辺に異常があり、
主に「あごが痛い」「口が開けづらい」「あごが鳴る」などの症状がでる病気。
「食事であごを使い続けていたら痛くなった…」といったごく軽度のものも含めると、
およそ二人に一人は顎関節症の経験があるといわれており、実はとても身近な病気でもあります。
重症化すると大変なことに・・・
ほとんどの場合は自然に治ってしまったり、生活習慣の改善や薬で治すことができます。
また、「ほうっておくと必ず悪くなる」というものでもありません。
ただし、もし重症化してしまった場合がとても大変です。
冒頭にあるように口が開かなくなったり、噛んだときの痛みが激しくなるなど、
食事すらままならなくなります。こうなると精神的にもかなり辛くなって深刻な事態になります。
さらには、ここまで悪化すると治療も簡単ではなく、
手術が必要だったり、完治が難しい場合も珍しくありません。
こうした重症化を避けるには、とにかく早期発見・早期治療が重要。
もし、口を大きく開けた時の痛みや、あごの周辺の違和感などが1週間以上続くようなことがあれば、
念のため早めに歯科にご相談ください。