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MARIMO NOTE

喫煙とお口の深い関係

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喫煙といえば、ガンや脳卒中、肺気腫などの病気をイメージされるかもしれませんが、体内への煙の入口となるお口も、かなりの悪影響を受けます。

 

悪影響1:酸欠の歯ぐき

たばこには200種類を超える有害物質が含まれていますが、特にニコチンには血管を収縮させる作用があり、全身の血流を悪くさせます。いわば酸欠の状態と同じです。

 

口の中には常に何億もの細菌が生息しており、歯周病もこの細菌によって引き起こされます。実は、こうした細菌と戦っているのが、歯ぐきに流れている血液です。喫煙でその血流が悪くなれば、当然細菌への抵抗力が減り、歯周病リスクが高まります。ある調査によると、喫煙者の歯周病へのかかりやすさは、吸わない人に比べて実に4倍以上とも。喫煙の恐ろしさを改めて感じます。

 

悪影響2:歯ぐきが出血しないデメリット

また、喫煙で血流が悪くなることで、出血しにくくなります。

自覚症状が少なく、「沈黙の病気」ともされる歯周病にとって、歯ぐきの出血は歯周病にかかっていることの数少ないサインの一つ。喫煙によってこのサインがわかりにくくなるため、発見時には重症化していることが珍しくありません。とはいえ、そもそも喫煙の有無によらず、およそ成人の8割が歯周病と言われていますから、喫煙される方は「自分は歯周病にかかっている」と思っていた方がよいでしょう。

 

■ 検査・治療はお早めに

歯周病は一度進行すると、完全に元に戻すのは難しい病気です。特に喫煙されている方は、早めの検査をおすすめします。また、喫煙は図のようにさまざまな悪影響を及ぼします。禁煙は簡単ではないかもしれませんが、この新聞記事を機に、ぜひチャレンジしていただけたらと思います。

 

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