入れ歯は形が複雑で汚れを落としにくく、適切な手入れをしないと繁殖した細菌がトラブルを引き起こします。しっかりお手入れをして、いつでも清潔にしておきましょう!
汚れた入れ歯が引き起こすトラブル
- 歯周病・虫歯になりやすくなる
- 歯茎が炎症し、痛くて噛めなくなる
- 口臭の原因になる
- 誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を引き起こす
- ※誤嚥性肺炎は、免疫力が低下したお年寄りにとって、死に至ってもおかしくない病気です!
スッキリ!さっぱり!正しい入れ歯のお手入れ方法
?お口から外して掃除しよう!
入れ歯は毎食後、お口から外して水洗いをします。必ず1日1回はブラシでしっかり磨きましょう。使用するブラシは普通の歯ブラシではなく、毛の硬さや形状が入れ歯用に作られている専用ブラシがおすすめです。
研磨剤入りの歯磨き粉の使用は、入れ歯に細かい傷がつき細菌の温床となりますのでおやめください。基本は水洗いで構いませんが、油汚れが気になる時は、台所の中性洗剤を薄めて使用すると良いでしょう。
?夜は洗浄液にひたしておく
入れ歯をしたまま寝てしまうと、高温多湿のお口の中では一晩で何億という細菌が繁殖してしまいます。就寝時は必ず外して「入れ歯洗浄液」に浸けておきましょう。ひび割れなど破損の原因となりますのでくれぐれも乾燥させないでくださいね。
入れ歯の材質や種類によって細かいお手入れ方法は異なりますので、詳しくはご相談ください。入れ歯についた歯石は自力では取れず、歯石の周りから細菌が繁殖してしまいます。また、きちんと噛める入れ歯を保つためには調整も必要です。歯科医院では専用の器械を使ってしっかり洗浄もできます。ぜひ、定期的にお越しください。