皆さんは「もし歯がなかったら…」と想像したことがありますか?「食べ物が食べにくいかな?」ぐらいにしか思っていないとしたら、それは大きな間違いです。私たちが、なぜできるだけ歯を残そうと必死なのか…?それは歯を失うことで、同時にこれだけのものを失っていくからです。
人生の幸せが半減・・・
歯で食べ物を噛むのは、飲み込みやすくするため、と思うかもしれませんが、もし「噛む」という動作がなくなったら、それは同時に「味」も失うことになります。あめ玉でもない限り、世の中のほとんどの食べ物は噛むことによってうまさが染み出し、深くおいしい味わいを感じることができます。食べ物の表面しか味わえないとしたら、それは「食べる」という幸せのほとんどを失うのと同じです。
老け顔でいつもつまらなそうな顔になる・・・
口を閉じて唇を押してみると、歯が当たるのがわかると思います。つまり、口元の「ハリ」はその下にある歯に支えられています。歯がなくなれば、当然口元は「ブヨブヨ」になり、シワが増えていきます。また、歯を失うことであごの骨も減ってしまうため、よりシワが目立つようになります。また、歯を失い食べ物が噛めなくなると、顔の表情を作っている筋肉(表情筋)が衰えてしまいます。すると、例えば「笑おう」と思っても、思ったような笑顔にならなくなってしまうなど、だんだん無表情になっていきます。このように、歯を失うことは見た目にも大きな影響を及ぼします。
失ってから気づく前に・・・
他にも集中力が低下したり、発音が悪くなったりと、歯を失くすことで失ってしまうものの価値は計り知れないものがあります。失ってから改めて気づく歯の大切さ。そうなる前に、定期的に来院してぜひ自分の歯をチェックしましょう。早期発見・早期治療で多くの歯を救うことができます。もちろん日頃のケアもお忘れなく!