「ちゃんと歯みがきしてるのに、なんでむし歯になったんだろう…」
そんなふうに思ったことはありませんか?一方で、さほど注意していないのに、むし歯になりにくいという人も。この差はどこから生まれるのでしょうか?
こんな「習慣」は×
むし歯のなりやすさは、実は歯みがきだけでなく、『習慣』によっても大きく左右されます。では「むし歯になりやすい習慣」とはどんなものでしょうか?
ダラダラ食べていませんか?
むし歯の原因は「細菌」です。細菌は糖を与えられると酸を作り、簡単に歯を溶かしてしまいます(脱灰-だっかい-)。ところが歯は溶けても、「だ液」の効果によって再び再生します(再石灰化)。つまり、歯は食事のたびに溶けたり戻ったりを繰り返しているのです。
しかし、あめなどを長時間口に入れたり、間食を何度もしていると、再石灰化する暇がなく、再生できないまでに溶けてしまいます。これがまさに『むし歯』です。食後に歯を磨いていても、こうした習慣があると確実にむし歯になります。
ちゃんと鼻で呼吸していますか?喫煙も×
歯を再生させる「だ液」が少ないこともむし歯のリスクを高めます。口呼吸や喫煙はだ液の分泌量を減らします。同様にドライマウス(口腔乾燥症)の方も要注意です。
むし歯は遺伝するの?
そもそもむし歯を引き起こす細菌の量には個人差があり、多い方は当然むし歯リスクが高いといえます。「むし歯は遺伝する」と言われたりしますが、これは乳幼児期に親の細菌が食事などを通して感染するためで、生まれつきの遺伝ではありません。いずれにせよ、細菌をゼロにはできませんので、日頃のケアが重要なことに変わりはありません。
むし歯予防のポイント
自分では「磨けている」と思っていても、案外できていない方が多いようです。むし歯予防の第一歩は、日々正しいケアをして、ダラダラ食べる習慣をやめること!さらにはだ液をしっかり出すことも効果的です。詳しくはお気軽にご相談ください。