うそ!?こんなに耐用年数が短いの!?
小さなむし歯の場合、悪いところを削り「つめもの」をします。
しかし、実はつめものは一生使えるものではなく、外れてしまうことがあります。
実際、保険治療で使われる銀色のつめものの耐用年数はおよそ5年という調査結果が出ています。
ではなぜつめものは外れてしまうのでしょうか?
その理由は2つ。「接着剤の劣化」と「むし歯の再発」です。
接着剤の劣化の場合、微調整して接着し直すだけなので処置は比較的簡単。
しかし、むし歯の場合はそうはいきません。
むし歯になるリスクが高い箇所
皆さんはつめものをしたら、そこはもうむし歯にはならないと思っていませんか?
実はそれは大きな間違い。治療をしたところこそ、むし歯再発(二次う蝕)のリスクが高いのです!
どんなに精度高く製作したつめものでも、時間とともに歯とつめものの間に段差や隙間ができてきます。
そもそも一度むし歯になったということは、そこは元々磨き残しがあるなど、むし歯になりやすい箇所。
そこに段差や隙間ができるわけですから、よりプラークがたまりやすい。
このように、むし歯のリスクは一度治療したところほど高くなるのです。
つめものが取れたら、すぐに歯科医院へ!!
むし歯が深く進行すると、最終的に神経を取ることになります。
神経には「歯に栄養を送る」という役割もあり、これを取ってしまうと歯の寿命が著しく短くなります。
つめものが取れたまま放置しておくと、そこにプラークがたまり、
あっというまに神経にまで達するむし歯になってしまいます。
こうなると治療期間が長くなり、治療費も増え、そして歯の寿命が短くなるという最悪の事態となります。
そんなことにならないためにも、つめものが取れたら、速やかにご来院ください。
なお、取れたつめものは容器などに入れてご持参ください。