体のなかにインプラントのような人工物をいれても副作用はないのですか?
インプラントは純チタン製で医科においては人工心臓などの人工臓器や骨折時の固定用プレートとして体に埋め込まれていますが、 副作用は報告されておらず現在最も安全な人工物だといわれています。
インプラントはどれくらい長持ちするのか?
現在、成功の基準は最低10年だといわれていますが車のメンテナンスと同じように定期的な管理が必要不可欠で 常に口の中を清潔に保つ必要があります。清浄ができない方は、長持ちしません。
インプラントの利点と欠点は?
インプラントの最大の利点は、歯が抜けてしまっている部位に再び人工の歯が入ることで歯がはえていたときと同じように 物を噛んだり、話したり、見た 目にも本当の歯のように生活できるようになります。 欠点としてはインプラント周囲の汚れに対して歯槽膿漏にないやすいため毎日のハミガキが必要です。 ハミ ガキができない方にはおすすめできません。
インプラントはどんな人にでもできるのですか?
基本的には、すべての年齢層で行うことができますが、成長期の子供さんや、全身疾患をもつ非常に高齢者ではできないことがあります。 また、インプラントをする部位に顎の骨の厚みや高さがない場合もできないことがあります。
前歯にインプラントを入れたいのですが歯の頭がつくまでの期間は歯がないままなのですか?
前歯で1本の場合は両隣りの歯にダミーの歯を接着剤でつけますので、見た目の問題はありません。 2本以上の場合は仮の入れ歯を入れていただきます。
手術が不安です。どの程度の手術ですか?
手術時間は平均で、インプラント1本で約20分、2本でも約40分で終了します。きちんと局部麻酔をしますので痛みは感じませんが、骨を削るときに 少々ひびく程度です。術後は一度痛み止めを飲んでいただければそれ以後はあまり痛みません。ただし、患者さまの体質によっては(腫れやすい方等)、その腫 れによる痛みが続く場合もありますが、抗生剤等を飲むことによって対処できますので心配いりません。ただ10日間ほどは、手術した反対側で食事をしていた だきます。
インプラントの特徴は?
入れ歯のように取り外したり、つけたりする必要がなく、まるで自分の本当の歯のように噛めるようになります。 また、入れ歯のように粘膜の表面を覆わないので食べ物の味が変わらず美味しく感じます。
先生がインプラントを推薦する最大の理由は何ですか?
入れ歯が口に合わない、異物感が強くてイヤだ、取り外すのがおっくうだなど、入れ歯に悩んでいる方には大変喜ばれます。 でも最も重要なのは、とにかく、良くものが噛めることです。
治療期間は?
手術を受けた後、インプラント体が骨と一体化するのに2-4ヶ月。ですから埋入時から治療が完了するまで約2-6ヶ月位要します。 治療期間中の通院回数は全体で7 – 8回です(他に治療がなければ)。
もし、インプラントが失敗あるいは、数年後だめになったらどうなるのですか?
インプラントの失敗の原因はほとんどが食べ物のかすや汚れ、つまりプラークによる感染です。 症状としては、歯周炎と同じく、だんだんとインプラント 周囲の歯茎がやせ、そのうちグラグラして抜けるといった感じです。 しかし、インプラントは顎の骨の中に入っているものですから抜いてしまえば2 – 3ヶ月で きれいに傷口は治ります。 (自分の歯を抜いた後と同じ)その後、骨の高さや厚みがあれば、再度インプラント植立が行えるという、メリットがあります。 ですから失敗しても、問題はなにもありません。
現在何種類ものインプラントがありますがその中でもどこのインプラントがよいのでしょう?
日本には現在30種類ありますが、それぞれの長所を生かした、インプラントが多数存在します。当院ではそれぞれの特徴を生かし、 患者さまにあった最適のインプラントを選択しています。現在12種類のインプラントを保有しています。
医院によって治療費に差があるのはなぜでしょうか?
インプラントの種類や、上に被せる歯の頭の部分のコストや、ドリル等手術時の消耗品(1回で使い捨てのものもあります)、 医院の儲けの部分(都内ではテナント料、人件費が高いので当然治療費は高くなります)をどれくらいに設定するかで値段は変わります。